こんにちは、森田愛子です。
最近、街中でこんな言葉を耳にしました。
「背筋をピンッと姿勢よくしなさい!」
誰もが叱られた経験、ありませんか?
姿勢をよくしてと言われると、グッと背中や肩を反らせて、背筋をピンッと伸ばしますよね。前回もお伝えしましたが、実はこの姿勢、カラダに大きく負担を強いる姿勢なのです。
試しに胸を張ったまま、深呼吸をしてみてください。吸った息が胸のあたりで散らばり、深い息が入ってこないのではないでしょうか。これは、カラダを反らしたことで首や背中が力み、全身が固まってしまったことが原因でしたね。
美しくみせる姿勢と呼吸を深くする姿勢、それは別物なのです。呼吸を浅くする美姿勢は今日からストップ!私たちは、呼吸を深める姿勢をおすすめしています。
「背中は丸くていいのです!」
背骨のまるみに合わせ、自分のカラダを抱きしめるように、少し内側に体を巻いた姿勢だと、呼吸が自然と体の中心に深く落ちていきます。
では、誰でも簡単にできる自然な丸みのある姿勢の作り方とは?
①足を肩幅に開き、肩の力を抜いて両腕を左右に大きく広げる
②広げた両腕を胸の前でクロスする
③両腕を肩に置き、自分を抱きしめるポーズをとる
④肩の位置はそのままで、腕だけストンと下ろす
この状態で深呼吸をしてみてください。ポイントは、腕や肩に力をいれないこと。いかがですか? 驚くほど自然に息が入ってきたのではないでしょうか。
自分に合った自然な姿勢とは、体にやさしく、楽な姿勢のこと。
「え?これだけ?」と物足りなく思う方もいると思いますが、深呼吸の質が変わることでカラダの不調は消えていきます。今日から少しずづ自分のカラダに目を向けてみませんか?
ぜひお試しください!